看護師の転職でよくある失敗と対策

転職してから「思っていた職場と違った」となる原因の多くは、応募前に確認できたはずの情報を見落としていることにあります。ここでは起きやすい失敗を型ごとに整理し、それぞれの防ぎ方をまとめます。

失敗1:給与だけで決めてしまう

求人票の月給は、基本給に夜勤手当や各種手当を含んだ「総額」で書かれていることがあります。夜勤回数が減れば手取りは下がりますし、賞与の算定基礎は基本給であることが多いため、基本給が低いと年収では前職を下回ることもあります。

比較するときは月給の総額ではなく、基本給・固定手当・変動手当(夜勤やオンコール)・賞与の月数に分解してください。分解した状態で、想定する夜勤回数を当てはめて年収を計算すると、実態に近い比較ができます。

失敗2:年間休日と実際の休みが違う

年間休日125日と書かれていても、それが有給休暇や夏季休暇を含んだ数字なのか、公休だけの数字なのかで意味が変わります。4週8休は月8日の休みですが、祝日が公休扱いにならない職場もあります。

「年間休日に何が含まれるか」「有給の取得率はどのくらいか」「希望休は月何日まで出せるか」の3点を確認しておくと、入職後のギャップが小さくなります。

失敗3:人間関係を確認しないまま決める

求人票からは分からず、しかも辞める理由として挙がりやすいのが人間関係です。ここは自分だけでは調べにくいので、職場に出入りしている第三者の情報が役に立ちます。

転職エージェントの中には、担当者が実際に職場を訪問して情報を集めているところがあります。離職率、平均勤続年数、看護部長の方針、教育担当の有無といった点を聞いてみてください。答えられない場合は、その情報を持っていないということが分かります。

失敗4:勢いで退職してから探し始める

在職中に探すと、条件が合わなければ断るという選択ができます。先に辞めてしまうと、収入が止まる焦りから条件を妥協しやすくなります。

有給消化や引き継ぎの期間を考えると、退職の意思表示から実際に辞めるまで1〜3か月かかることが多いため、その間に次を決めておく進め方が現実的です。

失敗5:1社だけで決めてしまう

転職サービスによって、得意な領域や保有している求人が異なります。1社だけだと、その会社が持っている求人の中からしか選べません。

2〜3社に登録して求人を見比べると、相場感がつかめます。同じ職場の求人が複数のサービスに出ていることもあるので、条件や担当者の説明を比べる材料にもなります。

応募前に確認しておきたいこと

  • 基本給と手当の内訳(賞与の算定基礎はどこか)
  • 年間休日の内訳と、有給の取得実績
  • 夜勤の回数と、1回あたりの手当額
  • 残業時間の実績と、残業代の支払い方
  • 教育体制(プリセプターの有無、研修の内容)
  • 離職率、平均勤続年数

最終更新日:2026年7月24日

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